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ゆめのくに

今は平成仮面ライダー記

深夜号泣の話(W編)

このブログはそもそも、ツイッターで実況しているうちに、もっと長めにしっかり考えた文章を書いてみたいなと思って始めたものです。

なのでそのスタンスは変わらず、今もツイッターでうるさいほどに実況しているんですが、どうもそのツイートを後から見返すと……大体ライダー1シリーズを三日程度で見終わっているようで。つまり、三日毎に深夜にライダー最終回で泣いてるんですよね……

自分の動向を改めてツイッターで客観的に見るとすごい情緒が不安定な人に見えて面白かったのでこのままで行こうと思いました。

 

ということで続きから今回は仮面ライダーWの話です。

 

 

あらすじ

今から1年前(2008年)、私立探偵の鳴海荘吉とその弟子の左 翔太郎は、謎の組織に拘束されていた少年を助け出す。脱出の途中に荘吉が追手の凶弾に倒れ、残る2人も絶体絶命の窮地に陥る中、少年は翔太郎に謎の機械を渡し、こう告げた。「悪魔と相乗りする勇気、あるかな?」

そして2009年秋。あらゆる場所で風車が回る風の街「風都」において、荘吉の後を継いで探偵業を営む翔太郎と1年前に救出された少年フィリップの元に、荘吉の娘鳴海亜樹子が事務所からの立ち退きを要求しにやってきた。翔太郎に付きまとううちに、亜樹子は風都で怪事件を起こす怪人ドーパントの存在を知る。そして、翔太郎とフィリップが変身する風都を守る戦士仮面ライダーWの戦いに深く関わっていくことになる。

仮面ライダーW - Wikipedia

 

 私が平成仮面ライダーを見ていこうと考えている話を周囲の特撮好きの人たちに話すと、それぞれが抱えるオタク的属性は特撮好きという共通点以外は違うのに、皆が口をそろえて「Wおすすめ!!」と教えてくれました。その期待感もあっての視聴だったのですが、正直前半はめっちゃ辛かった……所長のキャラが……

 コメディリリーフ的なキャラクターなのは分かるんですが、私はこういうキャラがすごく苦手で……

多分その理由は、単純に「なんでそんな考え無しなことしちゃうの!?」ってイライラする自分の性格のせいなんですが、特に事件を解決する系だと「ストーリー上必要だと分かっているけどそれにイライラする自分にイライラする!!」という負のスパイラルに陥るんです……これは自分の気質だから仕方ない……

まぁ実際、後半からは所長が落ち着いてきて(私が慣れた可能性もある)大分心穏やかに見られたのですが序盤はその印象しかないんですよね……苦手なキャラがいるとこうなってしまう……

それでも耐えて全話見られたのは、ひとえにWの二人のおかげです。

二人で一人の仮面ライダーって新しいなと思いつつも、電王もそんな感じだったし、そもそも相棒に弱い傾向にあるのでずっと二人を見守りつつ……そして最終回ひとつ手前のフィリップが消えるシーンで大号泣してしまったわけですね……

 

ピックアップ

ここまで書いて、なんかどんな風に感想書こうかな~って悩んだのですが、適当に感想書きたい回をピックアップして簡単に書いたら未来の自分が面白く感じそうなのでそうします。好きな回というよりも感想書きたいと思った回。

 

・Cを探せ / フィリップはそれを我慢できない / ダンシングヒーロー(7話・8話)

ストリートダンスしてる人がいてヘブンズトルネードが見られなくてフィリップが我慢できなくてめっちゃ暴走する話。この回は正直よくわからなかったな…フィリップのキャラ立て回だったのかな?

ただわざわざ言いたかったのは同人誌がさらっと出てきたこと。思わず「うひょ」って声をあげてしまいました。なんと翔太郎はマンガの背景が実際の風都の町並みだと気づいて家を特定しましたが、今同人誌から相手の家を探そうとするなら絶対に奥付のツイッターからバレそうだと思いました。

あと、オタクにコックローチメモリ渡すのはちょっとひどくない!?偏見です!!てか、ウィキ見て気づいたけどラーメンズの人だったのか……

 

・さらばNよ / / メモリキッズ / 友は風と共に(17話・18話)

なんで霧彦死んでしまったん!?!?

いや、本当にまさか死ぬと思ってなかったので、当初死んだときは「まぁまだ序盤だしもしかして2号ライダーとして復活するんじゃないかな?」とかって思って普通にスルーしてたんですけど、そこから更に10話くらい見ても全く音沙汰が無かったので「あっ……これまじで死んでるわ……」とやっと実感を持てた次第です。当初のシナリオだと明らかにラスボスというかお父様に叛逆することで物語を動かす最重要キャラだと思ったんだけどな…?何らかの事情だったんだろうか。

ただ、たしかに冴子姉様にお仕置きと称されてDVされているあたりから雲行きが怪しいなとは思っていたけど……まさか本当に消されてしまうとは……

理髪店のくだりなどすごく面白かったので、だからこそ直後の退場がすごく残念でした。その後のイエスタデイの話も悲しかったし、なんだったんだろう……

 

 

・唇にLを / / シンガーソングライダー / 嘘つきはおまえだ(23話・24話)

ライアー・ドーパントに金を積んで売れないシンガーソングライターをテレビ番組で優勝させようとする女の話。話としても「ドーパントがその能力を商売にする」という新たな可能性を示しつつ、更にファンの女、才能のない男のそれぞれのエゴと悲哀、そしてドーパントになった男の醜く薄暗い欲望を描いた面白い話だったと思いました。

まぁそれはそうとしつつWの二人がデュエット歌ったり、フィリップが女装したりしてめっちゃ最高だった。特にフィリップの女装。めちゃくちゃ美人やん!?!?という衝撃はおいといて、後の展開を考えても若菜姫とやはり雰囲気が似ているという伏線だったのかな?とか。まぁ弟なのは最初の方から割りと出てたけど……

 

 

・悪夢なH / / 眠り姫のユウウツ / 王子様は誰だ?(29話・30話)

オタサーの姫ならぬゼミの姫のせいで哀れな青年が犠牲になる話。あまりにもオタサーの姫過ぎて「まじか……」ってずっと言ってた。

夢の中で所長がWになったり、みんなが謎の大阪ヤンキーになってるのが面白かったな。大体20話くらいから所長が平気になってきたのでこの頃は普通に笑って見られてました。

そして、オチはオタサーの姫が全員平等でなく王子様じゃないけど特別な人としてドーパント化した青年を選ぶのかと思いきや「やっぱりみんながだいすき♡」で終わるというブラックな終わり方。

W、気持ちのいいコメディかと思いきや、結構こういうブラックコメディな要素もあるなと思うんですよね。当時オタサーの姫の概念が今ほど人口に膾炙していたとは思えないんですが、結構いま見ると風刺としてキツいなと思いました。

 

 

 ・来訪者X / / 約束の橋 / ミュージアムの名のもとに(37話・38話)

若菜とフィリップが駆け落ちしようとして、できなかった話。

今まで、本当にフィリップと若菜姫の会話の掛け合いがすごくよかった。電話越しやドア越しの会話を続けて、実際に会うときも電話越しに話したり、互いの関係性を楽しんでいるんだなと思いました。冗談のように駆け落ちの話をして、それを本気にしていいのかと駆け引き。そして、この二人が姉弟だということはこの段階でほとんどの視聴者が気づいているがゆえの危ういバランス。壊れると分かっているものがぎりぎり保たれているときにしかない美しい関係性だと思います。

だからこそ、この回の最後に若菜が父親に説得されてフィリップに急に敵対した理由?がよくわからないんだよね…一回通しで見ただけだからなのかな……ただ、本来の若菜の気質とは別の人格のようなものが彼女の中にあって、それが父親によって目覚めさせられた?のかな?的な……ちょっとここはいずれ見直します!保留!!

 

ただ、少し思うのがフィリップへの彼女の愛情は本当に無意識に感じていた弟への家族愛だったのか、それともソレ以上の感情だったのかってことなんですよね。駆け落ちをしたがっているところや駆け引きをするところも、純粋な家族愛ではない気がしたから。

たまに生き別れた兄妹が別々に出会って恋仲になり、それをあとで知って絶望する…なんて話もありますが、もし若菜がそれに近い感情だったとしたら、彼女の闇堕ちも然るべきかなと思うような……?

一方でフィリップの方は姉ということを素直に受け入れたようだったので、フィリップと若菜が同じ気持ちなら上の仮定は違うんですけどね……

わからん……いずれ見直すか…

 

 

・残されたU / / フィリップからの依頼 / 永遠の相棒(47話・48話)

「――やり抜いてほしい、どんなに悲しいことがあっても」

「お前のためで耐えられないことなんてない、相棒」

 

初めてのフィリップ本人からの翔太郎への依頼は、姉である若菜を助けることだった。

しかしながら若菜奪還のために不可欠と思われるWへの変身をすると、フィリップのデータ体は消失してしまうという。その事実を知り変身をためらう翔太郎、しかしながら自分を顧みず姉を助けたいフィリップの対立。

もうね、見ながらゲロゲロ言ってたんですけど、実際に戦闘後に変身解除するところはマジ号泣してましたね。今思い出しながら普通に泣きそう。

冒頭のセリフは、実際にこの回が始まる時に冒頭で二人が交わしたセリフ(ちゃんと確認してないので微妙に違うかも)で、もうこの段階でめちゃくちゃ不穏だなと思っていたんですが、案の定でした。お前のためでならなんでも、と言いつつその存在が消えてしまうことはどうなんだ、という矛盾を初っ端に突きつけるようなやりとり。

そして実際に戦闘し、変身解除をするシーン。

フィリップの手をとめ、自分の手で変身を解く翔太郎。

泣きながらもどこか満足げなフィリップに、翔太郎は嗚咽をこらえきれない。

 

あーこれ以上書いたら泣くので無理です……

 

 

・Eにさよなら / この街に正義の花束を(49話)

Wは全て二話でひとつのお話が完結しますが、唯一、一話だけで完結するのがこの最終回でした。

前回フィリップが残したプレゼントにより、一年間一人で愛する風都を守り続けた翔太郎。その一年、想像するだけで辛い。ジョーカーになるたびに、いや、探偵事務所にいるだけでいたるところにフィリップとの思い出が蘇るだろうその地にいるのはきっと辛いはず。それでも、守りたいからきっと残り続けた。

一人でライダーの変身する翔太郎の姿はまだどこか違和感があって、それに本人も気づいている。どこまでも魂の半身——フィリップの面影を追ってしまう翔太郎は痛々しさすら感じさせました。

 

しかしながら、その要所要所でどうみてもエクストリームから見ている誰かの視線。

そして、翔太郎がエナジードーパントに狙われた瞬間……

 

ふぃ、フィリップ~!!!!!

 

そして二人でもう一度仮面ライダーWとなり、エナジードーパントを圧倒して倒してエンド。

いや~~本当に良かった……あのまま死んでたら死んでた……と非常にホッとしました。仮面ライダーって案外最後はきちんとハッピーエンドなのかも!?と思いました。(この考えは非常に甘く、その後のオーズで死ぬ要因となる伏線です)

 

とはいえここでわかんなかったのは、一年前若菜から身体を貰ったといいつつ、作中ではおそらく同日に若菜が警察病院で目覚めて大暴れしたんじゃないの?っていう…

アレは演出として同日のようにミスリードになっているだけで、実は一年前の出来事だったんだろうか?見直せば分かるかな……

 

 

その他諸々

全体通しての感想は本当にフィリップが可愛いということと、これもまた人間に人外の相棒がつく話だったのか……という感想です。その後のオーズもそうだしね。

てか、人外相棒消えそうになりすぎ!!!!イマジンもそうだったでしょ!!!

 

あと、Wが面白かったのは、悪役である園咲家の人々が全く一枚岩ではないどころか、むしろ彼らが内部で分裂することで話が進んでいくという展開の仕方です。悪の組織が内部分裂を起こすのはよくあることだとは思うんですが、ここまではっきりそれぞれの思惑が交錯していくのは面白いなと感じました。むしろ、正義側であるはずの仮面ライダーですら結局は園咲家だったわけで、壮大なる内輪もめのお家騒動だったとも読めるわけですよね。

また、冴子という女性は強く美しく完璧に見えますが、作中話が進めば進むほどむしろ哀れにも見えるという描き方は、まったくもって日曜朝に流してたとは思えないわ……

彼女が真に愛していたのは井坂だけだったんでしょうか?彼女の悲哀はなんというか…文学的というか……彼女の人生を追うだけで1冊小説描けそうだな、と個人的には思いました。

そして、上の方では全然触れてないですが仮面ライダーアクセルこと照井竜もまた面白いキャラクターだと思いました。ライダーデザイン結構好みだし。

彼は復讐の鬼として現れますが、それを乗り越えて街を守る仮面ライダーとして成長します。そのことで彼のストーリーは終わったのかな?と思いきや実は彼こそが翔太郎の代わりにフィリップと仮面ライダーWになるべき存在だった、と作中で示されます。つまり、フィリップと翔太郎の相棒としての関係性に問題を提起するキャラクターだったわけです。

これは、正直かなり重要な役回りだったと思います。だってこの仮面ライダーWという作品は相棒モノというところを全面に押し出してるわけで、やはりその中で「なぜ相棒はこの人じゃないと駄目なのか」という問題はメインテーマとして描きたかった話だと思うんです。そして、その問題は一度問われるとエクストリームという形の成長で証明され、そして終盤に物語の終焉とともに再び問われるわけです。

まぁそれはともかく……普通に終盤の人間味あふれる照井竜と所長のやりとりは結構好きでした。まさか映画で結婚するとは思ってなかったけど……

 

 

大体こんな感じでしょうか。多分思ったこと全部書いた気がする。

ちなみに映画は全部見たし面白かったけど、W本編のシナリオと絡まなかったからあんまり書くことがないな……杉本彩が強い女すぎてこの人に母性を感じるフィリップ……って思った。

Vシネは追加購入したらAmazonプライムで見られるんだけど、そのあとどうしても後日談らしいオーズコラボの映画が見たくてオーズに即移動しちゃったので見てないんですよね。Wはちょっと時間作ってまた見直したいと思うんで、その時にVシネも見ようと思います!

 

ちなみに現在の進行状況は、オーズは終了済み。あまりにも特急でライダー見すぎて頭がパンクするので何か別の作品見ようと思って今はシンケンジャー見てます。わーい!

シンケンジャー見たらまたライダーに戻っていこうかな~と思います!

というか今めっちゃ暇だからこのペースで見られるけど、もうそろそろ忙しくなるからそれまでにいっぱい見ておきたい。ではまた!